miraipm
TOP
space
サークル紹介
space
ナレッジ
space
コミュニティ
space
space ホーム spacespace ニュース spacespace ログイン
space
 現在位置:ナレッジ >> プロジェクト管理 >>進捗管理概論 スライドモード

進捗管理概論
投稿者:u187
投稿日時:Monday, July 21, 2025


進捗管理は、プロジェクトを予定通りゴールまで導くための「計画・監視・コントロール」の一連の活動です。目標を時間軸で分解し、実績を追跡することで遅延やリスクを早期に察知し、適切な対策を打ちます。

 

1. 進捗管理の目的

  • 予定と実績のズレを可視化し、早期に軌道修正を図る

  • ステークホルダーへの透明性ある報告を実現する

  • リスク顕在化時の判断基準とエスカレーションルートを確立する

2. 進捗管理のプロセス

  1. 計画フェーズ

    • WBS(作業分解構造)とスケジュールベースラインを定義

    • マイルストーンと主なKPIを設定

  2. 監視フェーズ

    • 毎日/週次で実績データを収集し、予定と比較

    • KPI(例:完了タスク数、工数消化率)を更新

  3. コントロールフェーズ

    • 遅延やコスト超過を検知したら是正措置を策定

    • エスカレーションルールに従い管理層へ報告

  4. レビュー・改善フェーズ

    • 振り返り(レトロスペクティブ)で学びを抽出

    • PDCAサイクルを回して次サイクルへ反映

3. 基本概念と手法

  • ベースライン管理 プロジェクト開始時に「範囲・スケジュール・コスト」の正式版を定め、変更はすべて差分管理する。

  • Earned Value Management(EVM) 予定価値(PV)、実績価値(EV)、実コスト(AC)から進捗指標(SPI, CPI)を算出し、定量的に状態を把握する。

  • アジャイルメトリクス バーンダウン/バーンアップチャート、ベロシティで短サイクルの進捗を可視化し、即時フィードバックを繰り返す。

4. 可視化ツール・技術

  • ガントチャート(MS Project、Smartsheet)

  • カンバンボード(Jira、Trello)

  • ダッシュボード(Power BI、Tableau)+RAGステータス

  • リソースヒートマップ、Sカーブ、ネットワーク図

5. 成功要因と注意点

  • データの正確性 実績入力のルールと責任者を明確にし、信頼できる情報をベースに判断する。

  • レビュー頻度と短サイクル 定期的なスタンドアップや週次レビューで課題とアクションを可視化し、停滞を防ぐ。

  • 明確なエスカレーションライン どの時点で誰に報告し、どのように意思決定を行うかを事前に合意する。

  • チームの協力体制 進捗報告を「問題発見の機会」ととらえ、責めない文化でオープンに共有する。

miraipm サイト概要 最新コンテンツ ニュース グループリーダーの言葉

Mobileモード